合同会社を自分で設立するなら電子定款認証だけ代行してもらおう

起業

会社を作って起業するにあたっては、株式会社か合同会社を作ることになります。

普通は株式会社しか聞いたことがないと思いますが、1人きりや少人数で起業する場合は、株式会社を選ぶメリットは全く無く、合同会社の方が設立費用が安くてオススメです。

株式会社のメリットは名前の響き(誰でも聞いたことがあること)くらいです。あとは上場する規模まで会社が大きくならないと全くメリットはありません。

 

ということで合同会社を設立しよう!というお話です。

合同会社の設立は代行業者も多いですが、何でも自分でやる猫CEO的には自分でやれることはやって費用は抑えたい!と思いました。

実際、そんなに心配しなくてもほとんどのことは自分で出来ます。

唯一できない(やらない方が良い)のが電子定款認証です。

今回は、合同会社を自分で設立するにあたって、電子定款認証はどうしたらよいのかご紹介したいと思います。

合同会社の設立

思ったよりも難しくはない

会社の設立というと、よく分からないけど行政書士や税理士みたいな専門家に任せた方が良いんじゃないか?と思いがちです。

でも、そんなに心配はいりません。ほとんどの工程は自分でできます。

ネットで調べれば、合同会社を設立するための手順や、必要な手続きに使うテンプレートがゴロゴロ転がっています。

改めてこのブログでまとめようとは思わないほど、色々なWebサイトで丁寧に説明されています。

僕が参考にしたWebサイトはこちらです。

 

また、Webサイトだけでなく、手続きを行う「法務局」や「税務署」で係員に聞くこともできます。

失礼ながら役所務めの公務員というとお役所仕事で冷たいイメージがありましたが、実際には皆さんめちゃくちゃ優しいです

定款を作ったら法務局へ行き、形式が合っているか、内容に問題はないか等をチェックしてもらうこともできます。分からないことは聞いてみれば丁寧に教えてくれます。

 

実際に僕も、合同会社を設立するにあたって、ほとんど全て自分で行いました。

1つだけ代行に頼ったのが電子定款認証であり、ここではその点だけ詳しく説明したいと思います。

設立費用

電子定款認証の代行について説明する前に、なぜ電子定款認証を使うのかを説明します。

その理由は設立費用が安くなるからです。

昔ながらの紙の定款認証を行う場合と、現在主流の電子定款認証では、設立費用が次のように変わってきます。

紙の定款 電子定款
登録免許税 60,000円 60,000円
定款印紙代 40,000円 0円
合計 100,000円 60,000円

 

「定款印紙代」は紙の定款の場合だけにかかる費用で、電子定款にすれば不要なのです。

これで4万円を節約することができます。

そもそも現在では、パソコンで定款を作る人がほとんどだと思います。それをわざわざ紙に印刷して提出するよりも、そのまま電子データで提出する方が良いですよね。しかも4万円も安いのです。

設立代行

上記のように、合同会社の設立は最低でも6万円は必要です。

しかし、Googleで検索すると、合同会社の設立代行を自分でやるよりも安くする!という代行専門会社も多いです。

これには当然裏があり、顧問税理士契約とセットが条件だったりして、結局のトータルコストは高くなります。

手間は削減できますので、費用がかかってもよいという方は設立代行してもらってもよいと思いますが、費用を削減したい人は、電子定款認証のみ代行してもらうことをオススメします。

電子定款認証はどうしたらよいのか

そもそも電子定款認証とは

定款を法務局へ提出するにあたり、会社の代表者が作った定款であることを証明する電子署名を付与した電子ファイル(PDF)を用いることです。

この電子署名を付与するには、Adobe Acrobatや電子署名ソフト、ICカードリーダライタ等が必要なため、自分でやろうとすると節約できるはずの4万円以上の費用が発生します。

そこで、これらの必要なものを用意済みである行政書士に代行してもらうのが一般的です。

代行費用は安いところでは1,500円くらいなので、4万円節約するために1,500円使うという感じになります。

代行業者

僕が利用したのは、横浜ベイサイドオフィスという代行業者です。

Webサイトが古い感じだったり、所長の写真がちょっと怪しかったりするので、正直、大丈夫なのかなあと思いながら依頼しました。

しかし、記載通りに1,500円のみで代行してくれ、メールのレスポンスも早くて簡潔でした。

申し込みフォームから必要事項を入力して送信し、定款修正のやりとりをメールで行い、完了したところで入金→電子定款をメール添付で送ってもらうという流れになります。

電子定款は自分でCD-ROMに焼いて法務局へ持っていけばOKです。

これで何も問題なく、合同会社を設立することができました。

 

ググると、その他にも色々な代行業者がでてきます。例えば、名前がド直球な電子定款認証代行センターというサイトも見つけました。代行手数料は1,500円です。

ここは僕が利用した訳ではないので、実際のところは分かりませんが、他にもいくつか候補は見つかると思うので、自分が気に入ったところへ代行をお願いすればよいかと思います。

まとめ

合同会社を設立するにあたって、唯一自分ではできない(やらない方が良い)電子定款認証について説明しました。

ここだけは代行業者に依頼して、電子定款を作ってもらった方が良いです。

1,500円という安さですが、これで4万円を節約できます。やらない手はありません。

僕が利用したのは、横浜ベイサイドオフィスという代行業者です。一見ちょっと怪しいのですが、仕事は早かったのでオススメです。とは言え、何か問題があっても自己責任でお願いします・・・。

電子定款認証さえクリアすれば、あとは全て自分で合同会社を設立できると思います。

書類作成等にも手間はかかりますが、がんばってください!