合同会社の設立用は激安印鑑で十分!使用機会はほとんど無いです

印鑑 法人3点セット 安い 起業

いい加減になくなってほしい日本文化の1つが、印鑑(ハンコ)です。

印鑑は複製し放題なのになぜ未だに通用しているのでしょうか?欧米のようなサインであれば、筆跡鑑定にも用いられているほど複製が難しく、唯一無二だというのに・・・。

と言っても現状の制度には合わせるしかありません。合同会社の設立や決算等の手続きにあたっても印鑑が必要なので用意するしかありません。

今回は、合同会社を設立するにあたって必要となる印鑑についてご紹介します。

僕は会社設立3点セットの印鑑を3,000円くらいの激安で購入したのですが、今となっては代表者印だけ(1,000円ほど)で良かったなと思っています。印鑑なんてケチっていいと思います。

せっかくの会社を代表する印鑑なんだからケチらなくて良いんだ!という方は、(そもそも検索でこのページに辿り着かないとは思いますが)今すぐページを閉じてください。

印鑑なんて出来るだけケチりたい!という方には役立つ内容だと自負していますので、お読み頂ければ幸いです。

合同会社の設立に必要な印鑑は?

最低限必要な印鑑は実は1つ

合同会社の設立にあたっては、法人用3本セットや会社設立3本セットという印鑑がよく薦められています。

この3本とは一般的に、

  • 代表者印(実印)
  • 法人銀行印(銀行印)
  • 角印(認印)

となります。

この中で絶対に必要なのは、代表者印(実印)です。

法人設立や決算等の手続きの際に、会社として提出する書類には代表者印(実印)を押印します。

 

実は僕も冒頭で記載したように3点セットを購入しました。

しかし、会社を運営していくにあたって、「代表者印(実印)だけで良かったじゃん」と思っています。

なぜ法人銀行印(銀行印)は不要か

ググると実印とは別に銀行印も作っておきましょうという解説をされているWebサイトが多いです。

でもちょっと待ってください。そのWebサイトってハンコ屋さんかアフィリエイターじゃないですか?

ハンコ屋さんはもちろん、アフィリエイターもハンコが多く(高く)売れた方が良い訳で、不要なものまで売りつけようと狙っています。

そもそも、ハンコのアフィリエイトって報酬が10%~20%くらいあるんです。言わずもがな、それだけ元値はボッタクリなんです。

それでは、なぜ銀行印が不要だと考えるかについて、銀行印が必要だという理由に反論する形でご説明したいと思います。

銀行口座の開設に必要だから?

銀行印とはその名の通り、銀行口座用としての印鑑です。

銀行口座を開設する際には印鑑の登録がありますが、これは実印を使っても構いません

ただし、以下の理由を挙げて、実印ではなく銀行印を使った方が良いと主張する方が多いです。

実印と銀行印が同じだとリスクが高い?

実印と銀行印が同じである場合には、

  • 実印を奪われたら銀行からお金を引き出せる
  • 実印は代表、銀行印は経理担当が持つようにすべき
  • 印鑑を失くした場合を考えたリスク分散となる

といった内外のリスクが指摘されています。

確かにそういったリスクがあると主張するのも分かりますが、本当にそんなリスクはあるのでしょうか?

そもそも、個人使用では実印と銀行印を使い分けていますか?

個人は実印1本なのに、会社になったからと言って銀行印を作るというのは矛盾した行動ではないでしょうか?

 

実印を奪われたら銀行からお金を引き出せるという指摘については、なぜ奪った人は実印と銀行印が同じであることを知っているのかという点や、複製可能な印鑑だけで本当に銀行からお金を引き出せるのかという点が反論となります。

また、実印は代表、銀行印は経理担当が持つべきという指摘については、そもそも銀行口座の開設時以外で銀行印を使うことはほとんどありません。(僕は一度も使ったことがありません)

なぜなら、現代はほぼ全てのお金のやり取りはネットバンキングで完結するからです。日々の取引や業務に銀行印は不要なのです。

印鑑を失くした場合を考えたリスク分散となるという指摘については、そもそも印鑑3点セットを購入したら1箇所に保管するので、失くすときは全部失くすので意味がないいうのが反論です。

 

銀行印がないとリスクがある!と言われても上記のように1つずつ考えると実は怪しいものです。

なぜ角印(認印)は不要か

これは単純に、僕がただの1回も使ったことがないからという点に尽きます。

角印(認印)を使うケースとしては、見積書等の取引先とのやり取りに押印するということでしょうか。

これもネットの活用により、今ではPDFをメール添付で送付するだけという方がほとんどではないでしょうか?

紙に印刷して認印を押印するよりも、メールの方がよっぽど証拠能力が高いですよね。

銀行印は百歩譲って購入してもよいと思いますが、角印は絶対にいりません。

激安印鑑ならネット通販

印鑑の相場

印鑑の値段はピンキリです。1本1万円とか5千円とか、なんでそんなに高いの?というネット通販サイトも多いです。

例えば、いまググってみて1番上に出てきた「ハンコヤドットコム」は3本セットで2万円ほどです。

次に出てきた「はんこ屋LOHAS」は3本セットで1万円ほど、1番安いもので3,760円となっています。

3本セットの相場としては、通常は1~2万円、激安もので3,000~5,000円ほどかと思います。

代表者印(実印)の1本としては、通常は5,000円ほど、激安もので1,000~2,000円ほどかと思います。

オススメの印鑑

上記のサイトが対象かは分かりませんが、印鑑のアフィリエイトは10~20%もあったりするほど、ボッタクリの業界です。

アフィリエイトや宣伝の費用を削減して、本当に安い値段で印鑑を販売しているネット通販サイトはないか探してみました。

僕が調べた限りで最安値ではないかと思ったのが、「はんこ流通センター」です(←アフィリエイトが見つからないので普通のリンクですよ!)。

 

はんこ流通センター」は、

  • 実印のみ:980円~
  • 2本セット(実印・銀行印):4,980円~
  • 3本セット(実印・銀行印・角印):2,980円(起業家応援セット)

の値段となっています。

Webサイト内でも日本最安値を謳っていますが、僕が調べた限りでも最安値でした。

ここで、実印のみまたは起業家応援セットを購入すれば良いかと思います。

印鑑のデザイン

ちなみに、代表者印(実印)等のデザインはどうすれば良いかと迷うかと思います。

僕の場合は、以下のようにしましたのでご参考まで。

外枠 内枠 サイズ 書体
代表者印 会社名 代表者印 寸胴(18mm) てん書体
法人銀行印 会社名 銀行之印 寸胴2(16.5mm) てん書体
角印 会社名 なし 角印(21mm) てん書体

 

一番スタンダードなデザインかと思います。

現状特に問題なく使用できています。

まとめ

合同会社の設立にあたって必要となる印鑑についてご紹介しました。

僕は3点セットではなく、代表者印(実印)のみで良かったなと思っていますが、ご心配な方は3点セットをどうぞ。

印鑑の値段はピンキリですが、そもそも印鑑文化に否定的な僕としては、激安もので十分だと思っています。調べた限りでは「はんこ流通センター」が最安値でオススメです。

ちなみに、会社設立前ですが、印鑑の費用は”開業費”として会社の経費(資産)にできますので、ハンコを購入したときの領収書(ネットの場合はメールやクレカ明細等)を保管しておきましょう。

これから合同会社を設立しようとしている方は、手続きが煩雑で大変だと思いますが、僕も1人で全てやれました。頑張ってください!